2017年04月05日

シカは3秒立てますの図。

まもなく、東京ではサクラが満開。
一方、富士山の植樹地は、まだ冬。



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苗畑との季節差は1ヶ月ちょっと。
3月末、標高1,000mの現場付近は、
まだ白い雪に覆われていました。



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バンビと大人の中間くらいの子ジカたち。


企業さんとの春作業の準備のため
西臼塚駐車場からゲートを入って、

林道を走っていると…シカの群れ。

富士山でシカを見かけることは、
もはや当たり前。珍しくも何とも
ないのですが、ここ2〜3年ほど、
見かける数が減っていたわりに、
この日、見かけたシカの群れ4つ。
計20数頭でしょうか。

車で近づくと逃げる群れ、こちら
をちらっと見ただけで、そのまま
草や木の枝を食んでいる群れ…。



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色のない冬の林内で齧られたキハダはとても目立つ。


そんな中、車にも慣れ、警戒心の
薄い群れがいたので、車を降り、
距離を取って、そろりそろりと
彼らの後をついていきました。



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【 上の写真 】
 彼らとの距離は
30m弱。すでにこちらの存在には
気付いています。それでも画像に
写る3頭のうち、左2頭は真っ白な
ハート♡のお尻をこちらに向けた
まま、食べ物さがしに夢中です。
シカは何かに警戒している時や、
逃げて行く時は、お尻の白い毛を
逆立てます。右の一頭がその状態。
まだ耳もこちら方向に向けたまま。


そして、この3頭の子ジカのあと、
ひとまわり大きなシカがやってきて…

こちらを確認、「危険ナシ」


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ポキッ、モゴモゴ。

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ピョン!!

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立った!

この時、3回立ち上がり、1回2〜3秒。
もし、森づくりでシカ害に手こずって
いなかったら、拍手を送ってあげる
ところですが…、これは、困った。

いままでも「こんな高いところまで
シカの口が届くのかな?」と、高さ
2mほどの位置にある歯形?を何度か
見たことがあります。その時は、苗に
のしかかって上の枝を齧ったのかな…
と思っていたのですが(それなら、
しっかり支柱を立てれば防げる。)、
立ち上がっていたのかもしれません。

ドングリの会でシカ害対策として
行っている麻布の幹巻きは、大人の
シカの口が届く高さ160pまで。
なので、もし、シカが立ったら、
それでも足りない…。

とは言え、実際に高さ2mの位置で
折られる被害は多くありません。
シカも写真のような平坦な場所では
立てても、斜面で立ち上がるのは
容易でない、はず(たぶん)。

いますぐ、立つシカの対策を講じ
なくても大丈夫。今はそれよりも、
丈夫な苗を多く育てることが優先…

と、あれこれ考えている間にも
しんしんと雪は降り、あたりは
白さを増していました。


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posted by ドングリッチ at 18:36| 東京 ☀| 富士山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする